NHK知恵泉より
細川幽斎
いざという時の武器になる!
「好きなことを仕事にする」は二流の考えである…養老孟司が勧める「一流になれる仕事」の本当の見つけ方
「好きでやる仕事」をやる人は二番目
「地面にあいている穴ぼこ」を埋める
臨床医になったら、何人殺すかわからない
本当の「自己責任」とは
解剖はいちばん居心地がよかった
転職をすることは今や、当たり前。
逆に転職できない人、転職しない人が稀になってきました。
この記事では、自分のキャリアを前向きにとらえる考え方を述べています。
参考にしてください。
<一部抜粋・校正>
キャリアは永遠に未完成な「β版」
数々の転職経歴は、自分に合う仕事環境を見つけるために必要なプロセスです。1回、2回で見つかる人もいれば、5回でも6回でも経験してやっと見つけられる人もいます。1社に長く勤めた経験が"ない"とするのか、いくつもの職場で働いてきた経験が"ある"とするのか。捉え方によって意味づけは大きく変わります。
「自分は営業しかしてこなかったから、他にできることがない」
=> 営業だけやってきたキャリアが"ある"
「たいした実績もなく、自分よりすごい人はたくさんいる」
=> 自分なりにやってきた実績が"ある"
「小さな会社にしか勤めてこなかったので、大企業には入れない」
=> 小さな会社に勤めた経験が"ある"
「半年で辞めるのがよかった」のか「最低でも3年は続けるべきだった」のか、なんていうことに正解はありません。自分に合わない職場を半年で見切ってよかったと思うのも自由ですし、3年は続けたことでさらに学べたと思うのも自由です。自分で意味をつけていくしかないのです。ただ、どう意味づけるにしても、無駄だったということにだけはなりません。
「失敗をしたことがない」と断言する松下幸之助
「意の如く、事が運ばないことを失敗というのなら、それは今までにずいぶんあった。しかし、私はいつも禍転じて福とするようにしているので、その意味では失敗をしたことはない」
発明王トーマス・エジソン
「失敗ではない。うまくいかない1万通りの方法を発見したのだ」
「失敗は積極的にしていきたい。なぜなら、それは成功と同じくらい貴重だからだ。失敗がなければ、何が最適なのかわからないだろう」
日本語では「失敗は成功のもと」
英語でも「Failure is the mother of success. (失敗は成功の母)」
日本商工会議所 会議所ニュース9月1日号に掲載されていたコラム 石垣に、興味深い内容がありました。
新卒学生君は、同業のA社とB社から内定を獲得。彼は、「組織がきっちりしているB社よりも自由がありそう」として、A社を選んだ。
筆者は、この選択に対して
”企業規模はB社のほうが数段大きく、熱心な新人教育に定評がある。彼は、この「教育」に抵抗を感じていたようだ。”
と読み取っている。
どんな会社も大学を卒業したばかりの新人に対して
ー 電話での受け答え
ー 初対面のあいさつ
など、社会人としての心構えを教える
本人のためだけでなく、失礼な振る舞いで企業イメージを壊さない必要があるからだ。
チームとして案件に対処するため「ホウレンソウ」(報告、連絡、相談)をわすれないように念押しする企業も多い。
B社は、このような新入社員教育とホウレンソウが徹底されており、景気が低迷しても安定した業績を残している理由だと言われている。
新卒学生君は、そうした事実を知らず、漠然としたイメージで就職先を決めたのではないだろうか。
自分も学生から就職相談を受けることがあるが、その時には、”新入社員教育のしっかりしたところに入り、3年は我慢したほうがいい”とアドバイスしている。これまで多くの若者を見てきているが、新入社員教育をしっかり受けている人は、転職後のスタートダッシュが早く、即戦力になる。
貴君は、どう思いますか。
人生、様々な場面でプレッシャーを感じることがあります。
そのプレッシャーをバネにできる人と、押しつぶされる人がいるのも当然のことです。
自分のように生来プレッシャーをほとんど感じない能天気の人間もたまにいますが、多くの人は、なんとかプレッシャーをはねのけるよう努力をします。
以下のWEB記事では、メンタルを強くする方法として、成功者が行っていることを紹介、推奨しています。
1. 30分の読書
・ヨガを30分行なう
・お笑いを30分楽しんでもらう
・読書を30分する
これらは同じ効果をもたらすという研究結果があるようです。
いきなり30分にこだわると難しいですが、少しづつ読書する時間を持つようにすると効果が見えてくるかもしれません。
2. 20分の散歩
夜の散歩は「一日の仕事を振り返り、考えを巡らして徐々に仕事から離れる」くつろぎの時間になると考える成功者もおり、健康面でも有効です。睡眠を促すメラトニンを刺激する効果もあるそうです。ただし、就寝90分前には終えなくてはいけないようですのでご注意ください。
3. 感謝する出来事を書き出す
次の日を気持ちよく迎えるために、「感謝する出来事」に目を向けることも効果があるようです。
・重要な目標に対して前向きに進められる
・意思の力、注意力、活力などのポジティブな気分が高くなる
・人生に対して楽観的になり、睡眠の時間と質が向上する
参考にしてはどうでしょうか。
この記事・本の紹介では、お笑い芸人の例を引用して、限られた時間で効率よく仕事を処理することに言及しています。
ポイントは2つ
ー 「効率よく働ける人」と「いつまでも仕事が終わらない人」の違い
いつまで経っても仕事を終えられない人は、自分の作業時間に対する見込みが非常に甘いです。
ー 効率よく働ける人の特徴
効率よく働ける人は明確に自分の作業時間を確保します。それは時間を決めるだけでなく、しっかりとスケジュールにも反映させるのです。
ポイントと指摘はよいと思いますが、企業にいると様々な仕事を同時並行的に進めることがあります。会議や打ち合わせも自分の都合に関係なく設定されることがあり、自分の作業時間を自分で確保できないことも多くあります。
自分も、商工会、補習校、ボランティア団体と様々なことに手を出しており、明確に作業時間を確保することはなかなか難しいのですが、以下の2点に気をつけて工夫しています。
一 段取り8分 仕事2分
・ 仕事全体を見て、何が必要かを考える
・ 必要な資料やデータはなにか
・ 資料、データはどこから入手するか
・ わからないことは誰に相談できるか
・ 全体にかかる時間がどの程度か
ここまで構想がまとまれば、その仕事は80%できたも同然です。
ー 作業を細かく分断し、個々の作業時間を短くする(15~30分でできる作業も多い)
・ 必要な項目毎に作業を行っていく。他の仕事・作業との同時進行も可。
・ 時間を置くと、抜けていた点を思いついたりするのでそれを加えていく。
・ まとめ上げる時間を30分程度確保する。(長時間は必要ありません)
・ 1~2日放置する
・ 気になる点が浮かばなければ、提出する
こうして作業を細分化しておくと、個々の作業にも集中できます。実際の作業時間は以外と少なく、全体の20%と言われます。
参考にしてください。
最近、自分の手で文字を書いていますか。
レポートはパソコンで作成し、手紙はメールで送る時代です。
最近はパソコンさえ使えない人もいるようです。
すべてスマホでこうした作業を行うことができます。
入力もキーボードを使わず、音声入力で行うことができます。
そうした環境になると、ペンで文字を書くことの必要性を感じないのではないかと思います。
この記事で紹介されている大学の研究報告では、耳で聞き、脳で理解し、手を使い文字を書き、目で確認する手書き作業は脳の活性化と知識定着を促し、とてもよい効果を生むのだそうです。
主な要点見出し:
研究結果は「ペンはキーボードより強し」
手書き群のほうが良成績だった問題
「すべて書き取れない」ゆえの利点
キーボードを使うと受け身になりやすい
「メモを取る」は高度なマルチタスク
書きながら考えられない学生に愕然とした
会議でただの「記録係」になっていないか
メモの「欠落」を埋める作業が重要
脳をたくさん働かせるから記憶が定着する
電子機器は脳が働く余地を奪っている
手書きで「コピペ」はハードルが高い
思考する時間が失われていることにも気づかない
ちょっとよいペンを買い、メモを取る習慣をつけるのもいいかもしれませんよ。
日本には、従業員を家族のように扱う終身雇用とより高い能力・技術を持つ先輩(年齢が上)について学ぶという年功序列という組織体系がありました。
高度成長期には、中卒、高卒で就職し、この制度の中で育てるという環境があり、それが日本の企業力、特に中小企業の高い技術力を生み、大企業を支えました。
高度成長期からバブルを経て、日本経済が変わらなければならない現在、終身雇用・年功序列はそぐわない雇用形態となり、労働環境が変わろうとしています。終身雇用制度は実質無くなり、転職に対する考え方が変わり、企業側では役職定年制度や早期退職制度が一般的になり、年功序列制度は、能力別査定制度になろうとしています。
労働環境も、かつては残業当たり前、24時間働けますか というコマーシャルが流行するくらい、長時間労働が美徳とされました。しかし、そうした慣例が日本の労働生産性を低いままに留める結果となり、見直しが急がれています。大手企業では、そうした動きを取り始めていますが、中小企業ではまだまだ古い体制から抜け出せないところも多くあります。
この記事では、派遣社員として15社以上の実情を見てきた人が、終身雇用・年功序列の弊害などを伝えています。これが全体の実情とは思いませんが、まだまだこうした企業や職場があることを知るのは有益だと思います。
"Z世代大量解雇時代到来? 欧米企業が突きつける「使えない」の烙印" https://l.smartnews.com/m-7HL6F/4Y5dGK
Webで興味深い記事を見つけましたのでご紹介します。
企業経営を経験した人間として、また、若者の苦労を知っている身としては
ここで述べられているポイントは両面からわかります。
企業が突きつける「Z世代は使えない」という現実
Z世代のキャリア観とズレる企業側の期待
「個」を活かす時代の到来──柔軟性と成長、未来への鍵
そうした目で見ても、以下の結論的意見(”新しい時代の働き方の創造”)はよいと思います。
職場における世代間ギャップは、Z世代だけの問題ではない。企業とZ世代、双方が歩み寄り、互いの価値観や強みを理解し合うことで、新たな時代の働き方を創造していくことができるのではないだろうか。
ただ、企業と経営者が変わるには時間がかかります。世代が変わるには20年かかります。
新しい時代の働き方の創造を実現するには、その企業の内部から変えていく力が必要です。
2024年トロントジョブフェアが開催されます。
Toronto Japan Job Fair 2024 | CFN (http://CareerForum.Net)
日程 9月29日(日)
時間 午前10時ー午後4時
場所 トロント大学 William Doo Auditorium
参加申し込み(無料)はこちらから
会員登録 | CFN(http://CareerForum.Net)
出展企業17社が出揃いました。今年は自動車業界が熱い!今すぐ参加登録を!
Ayudante Canada
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Cinter Career Canada
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Mitsubishi Motor Sales of Canada
Mitsubishi Motors Corporation
Orbit Academy Co.
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Starts Realty Canada
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Subaru Canada
TNO
Toyota Canada
Toyota Credit Canada
Toyota Motor Manufacturing Corporation
https://careerforum.net/ja/event/tor/
https://ameblo.jp/toronto50/entry-12867719769.html
52分間集中して作業(勉強)を続け、その後17分間休憩するというサイクル
52分間と言う絶妙な時間は人間の集中力と生産性を最大化するために科学的に導き出された時間
トップパフォーマーが高い集中力を持続させることができる
大工さんが50分を目安に目の前の作業に没頭する
学校の授業の一コマが45~50分に設定されている
これらもこの経験則から出されている
日本の就職環境も変化しており、転職も普通のことになっています。
長い就労人生を考えると、転職することで経験を積むことが必須になるかもしれません。
しかし、安易に退職、転職をすると職歴に汚点を残すことにもなりかねません。
特に、退職するときにトラブルがあったり、悪い印象を残すとその後の転職に影響します。
そんな記事がありましたので、是非参考にしてください。