新入社員教育は誰のため?
日本商工会議所 会議所ニュース9月1日号に掲載されていたコラム 石垣に、興味深い内容がありました。
新卒学生君は、同業のA社とB社から内定を獲得。彼は、「組織がきっちりしているB社よりも自由がありそう」として、A社を選んだ。
筆者は、この選択に対して
”企業規模はB社のほうが数段大きく、熱心な新人教育に定評がある。彼は、この「教育」に抵抗を感じていたようだ。”
と読み取っている。
どんな会社も大学を卒業したばかりの新人に対して
ー 電話での受け答え
ー 初対面のあいさつ
など、社会人としての心構えを教える
本人のためだけでなく、失礼な振る舞いで企業イメージを壊さない必要があるからだ。
チームとして案件に対処するため「ホウレンソウ」(報告、連絡、相談)をわすれないように念押しする企業も多い。
B社は、このような新入社員教育とホウレンソウが徹底されており、景気が低迷しても安定した業績を残している理由だと言われている。
新卒学生君は、そうした事実を知らず、漠然としたイメージで就職先を決めたのではないだろうか。
自分も学生から就職相談を受けることがあるが、その時には、”新入社員教育のしっかりしたところに入り、3年は我慢したほうがいい”とアドバイスしている。これまで多くの若者を見てきているが、新入社員教育をしっかり受けている人は、転職後のスタートダッシュが早く、即戦力になる。
貴君は、どう思いますか。
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