若手のやる気を損う会社とは
日本には、従業員を家族のように扱う終身雇用とより高い能力・技術を持つ先輩(年齢が上)について学ぶという年功序列という組織体系がありました。
高度成長期には、中卒、高卒で就職し、この制度の中で育てるという環境があり、それが日本の企業力、特に中小企業の高い技術力を生み、大企業を支えました。
高度成長期からバブルを経て、日本経済が変わらなければならない現在、終身雇用・年功序列はそぐわない雇用形態となり、労働環境が変わろうとしています。終身雇用制度は実質無くなり、転職に対する考え方が変わり、企業側では役職定年制度や早期退職制度が一般的になり、年功序列制度は、能力別査定制度になろうとしています。
労働環境も、かつては残業当たり前、24時間働けますか というコマーシャルが流行するくらい、長時間労働が美徳とされました。しかし、そうした慣例が日本の労働生産性を低いままに留める結果となり、見直しが急がれています。大手企業では、そうした動きを取り始めていますが、中小企業ではまだまだ古い体制から抜け出せないところも多くあります。
この記事では、派遣社員として15社以上の実情を見てきた人が、終身雇用・年功序列の弊害などを伝えています。これが全体の実情とは思いませんが、まだまだこうした企業や職場があることを知るのは有益だと思います。
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