楽しくなければ辞める
先日、日本で話題になっている鯖やの社長の特集番組を観た。
今、44歳で奥さんと二人三脚でこれまで頑張ってきた。
学生の頃は小ヤンキーと自ら表現し、高校卒業後嫌いだった魚を扱う職場でいろいろな魚を捌く仕事につく。その後、海外に出て回転寿司店に勤め、魚が捌けることが評価され出世。
日本に戻って、サバに魅入られサバ一本でビジネスを立ち上げる。
一時、資金繰りに詰まり、預金残高15002円までに。銀行も貸してくれず、最後の望みクラウドファンディングで1500万円以上の資金を得て復活。
数ヶ月前、ニッスイと業務提携するまでになった。
こうしたサクセスストーリーは多くあるが、今回の中で感動同意したのが、夫婦で決めた2つのこと。
ー サバだけで頑張る
ー 楽しくなければ辞める
この2つ目の約束に大きく頷いた。
自分も40代で日本を代表する会社の子会社の社長にヘッドハントされた。最善を尽くし体調を壊すほど頑張ったが、7年務め自ら退いた。
理由は
仕事を通じて、笑顔が見られない こと。
サービス業ながら顧客からは苦情ばかり。100パーセントやって当たり前。必死に働くスタッフにも笑顔はなく悲壮感。これは全て社長である自分の責任。
そう決めて、1年間の後処理をした後、社長を退任した。
その時50歳。
その後は笑顔が見える仕事、ありがとうと言ってもらえる仕事をしようと営利企業を離れ、今の仕事に縁あってつくことができた。
「楽しくなければ辞める」というのはわがままのようにも見え、逃げのようにも取られることがあり簡単ではないが、自分に与えられた人生の時間をどう使うかを決めるのは自分自身。
目先の損得や見栄、地位などよりも、長い人生を楽しく生きることが大切。
失敗してもいいじゃないか。
失敗しないように頑張れば。
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